美浦トレセンで見慣れない姿を発見。今年の2月いっぱいで騎手を引退し、調教師に転身した
武幸四郎技術調教師(38)=栗東=だ。現在は厩舎を開業する前の“修行段階”。この期間を利用して美浦の藤沢和厩舎で研修することになった。
5日のケイコでは
ロサギガンティアに騎乗。
桜花賞に出走する
ソウルスターリング、
皐月賞の
サトノアレス、
レイデオロにも熱視線を送った。「夏まで藤沢先生のところでお世話になり、勉強させてもらおうと思っています」と意気込む。
藤沢和師の下にはこれまで多くの調教師が研修に来ている。「若い人たちには頑張ってもらいたいからね」と師は積極的に受け入れる姿勢を見せる。日本を代表する調教師の一人、角居師も藤沢和師の下でノウハウを学んだ。他にも多くの調教師が足を運び、開業後に花開いた。この貴重な体験を足掛かりに幸四郎調教師の飛躍に期待したい。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ