「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)
今季の始動戦となった
大阪杯を快勝。今年からG1に昇格したレースで、さすがの存在感を示した
キタサンブラックが19日、次週に迫った春盾の連覇に向け、栗東CWで躍動した。
道中は
アキトクレッセント(5歳1600万下)を前に見る形。リズムに乗って直線に向き、最後はしびれるような手応えでスッと前へ出た。6F82秒7-38秒1-11秒7というラップを刻み、半馬身の先着。脚さばきは力感に満ち、反応も申し分ない。「いいですね。前走がガス抜きのような感じになって、気負いが抜け、雰囲気が良くなってきました」。調整役を務めた黒岩は、いい意味での変化を感じたと話す。
年度代表馬に輝いてなお進化の途中。見届けた清水久師も驚きを隠さない。「順調に来ています。もちろん上積みもあるでしょう。得意のコースですし、
サトノダイヤモンドとの対決はとても楽しみです」。王者の走りで最強を証明。3200メートルを戦い抜き、次の扉を開ける。
提供:デイリースポーツ