22日に英国のニューバリー競馬場で行われた開催の、第5競走に組まれたメイドン(芝8F=約1609m)で、エリザベス女王が生産し所有するコールトゥ
マインド(牡3、父
ガリレオ)がデビュー勝ちを果たした。
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リアム・ハガス厩舎に所属するコールトゥ
マインドは、G2・チェリーヒントンS(芝6F)勝ち馬
メモリーの2番仔で、G3・エイコムS(芝7F)勝ち馬リコーダーの全弟という良血馬。初出走となった22日のレースでは、ライアン・ムーアが騎乗して中団を追走。エンジンが掛かったのは残り1Fを切ってからで、そこから末脚を伸ばした同馬が
コマンダー(牡3、父
フランケル)との競り合いを首差制して優勝を飾った。
実は、前日の4月21日が女王陛下の91歳のお誕生日で、前日も所有馬が1頭出走していたニューバリー競馬場にお出ましになったのだが、残念ながら5着に敗退。しかし、コールトゥ
マインドが1日遅れの
バースデープレゼントを贈ってくれることになった。
次走についてハガス師は、「(ダービー前哨戦の)G2・ダンテS(5月18日)だと、少し間隔が短いかもしれません。ゆっくり考えます」とコメントしている。
なおこの日のニューバリー競馬場では、第6競走のメイドン(芝8F)に出走した女王陛下の所有馬
ミュージカルタームス(牡3、父シャマーダル)も2着に好走している。
(文:合田直弘)