昨年は2着だった
大阪杯を今年は勝って、
天皇賞(春)(4月30日・京都芝3200m)というローテーションになった
キタサンブラック(栗東・
清水久詞厩舎)。昨年と同じようにCWでの追い切りをしっかり消化して、最終追い切りもCWコースでの併せ馬を行っている。
いつも通り、
黒岩悠騎手が跨って、朝一番に
ペイバックと併せ馬。6F標識で3馬身ほど追走する形。その差を保ったまま最後の直線に向き、外に進路を選んでから前を射程に入れる。
ラスト1F標識手前から、鞍上が軽く拳を動かして仕掛けると、きっちり前を捕まえに行く。少し頭が高めなのはいつもと変わりなく、豪快に伸びるといったことがないのもこの馬らしい走り。時計も6F82.7〜5F67.9〜4F53.4〜3F39.3〜1F12.5秒と派手さはないが、状態に関しては、全く不安はないと判断したい。
(取材・写真:井内利彰)