待望の瞬間が訪れた。22日の京都4Rで
ユキノタイガが1着となり、ルーキーの
富田暁騎手(20)=栗東・木原、写真=がJRA初勝利。43戦目でのVに「長かったです。最後は無我夢中で、ゴール板が分からなかった。めっちゃうれしかったです」と笑顔がはじけた。
競馬学校の同期で、同じ栗東所属の川又は、デビュー9戦目で早々に初勝利。焦りはあったが「周りの皆さんにアド
バイスをしていただき、吹っ切れた。“走るのは馬なんだ”と。自分が力んでいました」。翌23日には、
武藤雅騎手(19)=美浦・水野=も初勝利を挙げ、同期全員が勝ち上がった。「僕ら世代が先輩たちに食い込んでいけるように頑張らないと。そのなかで、一つ一つ勝ち星を重ねて、新人賞を狙っていきたい」と富田はさらなる飛躍を誓った。
26日に開幕したヤングジョッキーズシリーズ・
トライアルラウンドには、5月10日(笠松)から参戦。そこでのアピールを前に、今週は土日ともに京都で騎乗する。「難しい気性ですが、僕がうまく導いてあげられれば」と腕をぶす、日曜6R
ペプチドブラッサムらで勝ち星を積み重ねたいところだ。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ