「
ヴィクトリアマイル・G1」(14日、東京)
今春、
キタサンブラックでG1・2勝(
大阪杯、
天皇賞・春)の
武豊が笑顔でうなずいた。「4度目の正直と行きたいね」。
ヴィクトリアマイルは
スマートレイアーと、4年連続でコンビを組む。14年8着、15年10着、16年4着に終わったが、14年には1番人気に支持された。
武豊が“今年こそ”と力を込めるのも当然だろう。
昨年、このレースを初めて7歳馬の
ストレイトガールが制した。
武豊も「この馬も昔は引っ掛かるところがあったが、今はどこでも競馬ができる。輸送減りがなくなったとか良くなっている面は多い」と力を込める。
最終追い切りは10日の栗東坂路。僚馬
ダノンブライト(5歳500万下)を追走し、馬なりで0秒4先着した。前走の
京都記念2着以来3カ月ぶりの実戦となるが、万全の状態で出走できそうだ。
大久保師は「年齢的な能力の衰えは感じない」と目を細める。これまで3年連続で阪神牝馬Sを
ステップにこのレースに出走していたが、「今年はパターンを変えた。それがどう出るかだが、調教の動きを見る限り文句なし」。悲願のG1初Vに色気たっぷりの口ぶりだった。
提供:デイリースポーツ