19日、東京競馬場で行われた
フェブラリーS(GI・ダート1600m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
カネヒキリ(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が道中は中団を追走し、直線外めから末脚を伸ばすと、2番人気
シーキングザダイヤを3馬身突き放して快勝した。勝ちタイムは1分34秒9(良)。さらにアタマ差の3着には11番人気
ユートピアが入った。
勝った
カネヒキリは、
父フジキセキ、
母ライフアウトゼア(
その父Deputy Minister)という血統。伯父に種牡馬
Silver Deputy(
父Deputy Minister)がいる。初ダート戦の3歳未勝利(京都・ダート1800m)で7馬身差の圧勝を収めると、以後はダート路線で快進撃を続け、昨年の
ジャパンダートダービー、
ダービーGP、
ジャパンカップダートとGIを3連勝し、05年
最優秀ダートホースに選出されている。通算成績12戦8勝(重賞5勝、うち交流GI・2勝)。なお、同馬は現地時間3月25日に行われるドバイワールドC(首G1)の招待を受諾している。
鞍上の
武豊騎手は03年
ゴールドアリュールに続き同レース2勝目。これで19年連続の
JRA・GI勝利(通算52勝)となった。管理する角居勝彦調教師は同レース初勝利。3年連続の
JRA・GI制覇(通算5勝)。
フジキセキ産駒は、前日に
コイウタが制した
クイーンCに続き、2日連続の重賞制覇となった。