ダービーデーのオーラスを飾る伝統の
目黒記念(5月28日・GII・東京芝2500m)に美浦から出走する注目馬について、追い切り後の関係者のコメント。
■
モンドインテロ(牡5・美浦・
手塚貴久)について、
内田博幸騎手。
「今週(5/24)の追い切りは乗りやすかったですし、動けそうな感触でした。最後にジワジワ脚を使ってくれた前走(
大阪杯・GI・8着)と比べてもだいぶ違いますし、デキは問題ないですね。今回も引き続きメンバーは揃っていますが、2走前の
日経新春杯(GII)で3着になった時くらい走ってくれれば、ここでもやれていいと思います」
■
フェイムゲーム(セン7・美浦・
宗像義忠)について、宗像調教師。
「先週しっかりやったことで、今週(5/24)の追い切りは動きが良かったです。前走から少し間隔はあきましたが、仕上がりは問題なさそうです。前走の
ダイヤモンドS(GIII・6着)は、道中で掛かるなどスムーズさを欠きましたし、前走後は
天皇賞(春)からここに目標を切り替えて、順調にきています。長距離のレースでは崩れず走りますし、好レースを期待したいですね」
■
アルター(セン5・美浦・
古賀慎明)について、柴山雄一騎手。
「これまで結構良いメンバーと戦ってきましたが、相手なりに走りますからね。東京の2500mも合いそうです。以前はこちらの指示に反抗していましたが、去勢してだいぶ素直になりました。今週(5/24)の追い切りではしっかり動かしましたし、動きとしては十分でしょう。斤量は54キロかと思いましたが、55キロでしたね。あとはこのメンバーでどのくらいやれるかでしょう」
■
トルークマクト(牡7・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「前走の
新潟大賞典(GIII・6着)はスタートで後手を踏んでしまいましたが、平坦コースで前が止まらなかったわりには良く伸びていると思います。2走前から前走に向かうまでより、前走から今回の方が疲れが抜けるのも早くなっていて、今週(5/24)の追い切りの動きも良かったです。
目黒記念は2500mですが、東京の2400mには1番実績がありますので、適性はあるでしょう。速過ぎない流れになって、前半あまり消耗しないのが理想です。条件が嵌れば、良い競馬ができると思います」
■
ウムブルフ(牡4・美浦・
堀宣行)について、森調教助手。
「前走の
湾岸S(1600万下・1着)後は放牧に出ました。戻ってきてからも、状態は良い意味で平行線です。今の東京の馬場は時計が速くて、この馬には厳しいかなと思いますが、状態は良いですし、現状ではどのくらい力をつけているか楽しみでもあります。
道中の折り合いが1番のポイントになりそうなので、スムーズなレースをしたいですね。馬場が渋った場合は、この馬は苦にしないので、他の馬が苦にするようなら有利になるでしょう」
(取材・写真:佐々木祥恵)