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函館SS・G3」(18日、函館)
函館スプリントSに同年の
高松宮記念勝ち馬が参戦するのは04年
サニングデール(6着)以来13年ぶり。この路線選択はまれではあるが、
セイウンコウセイはサ
マースプリントシリーズを狙いにきたわけではない。
上原師が説明する。「これくらいの時期に1度使いたいけど、まだ馬が若いので、
安田記念は荷が重いだろうと。北海道で休ませたいし、56キロで使えるなら」。施行時期と斤量設定、函館という地理的条件が陣営の意図と合致した。
無論、大目標は
スプリンターズS。
アイビスSD、キーンランドCと、函館を拠点とし移動を最小限にとどめたシリーズ3戦参戦のローテも存在するものの、あくまで同馬の函館参戦は秋への一里塚だ。
調整も順調。7日に美浦で1週前追いを消化して、10日に函館へ移動した。「函館では調整程度だから、1週前にラスト1Fをしっかりやった。G1馬になって自信をつけたのか、少ししっかりしたんじゃないかな」とトレーナー。さあ、受けて立つ立場での始動戦だ。
提供:デイリースポーツ