「ユニコーンS・G3」(18日、東京)
指揮官が高らかに言い放つ。「得意条件でぶっちぎってほしいですよね」。武井師が自信満々に送り込む
リエノテソーロ。底知れぬ魅力を持つマル外牝馬が、初の中央タイトルへ盤石の態勢で臨む。
NHKマイルCは13番人気で2着。芝でも高レベルの走りを見せているが、陣営は本質的にダート向きとの
ジャッジを下す。「芝でもいいけど、ダートの方が走りますよ」との言葉通り、これまではワンサイドゲームで2戦2勝。昨年12月の全日本優駿でも3馬身差の楽勝を決めた。怪物となり得るなら砂路線との見立てだ。
前走後はここを目標に順調そのもの。「疲れはすぐに回復してすごく良くなった。弾むような動きになっています」と相変わらずケイコの動きは力強い。新コンビを組む大野も1週前追いにまたがり、「“さすが”という感じ。癖がなく注文は付かない。ええ、楽しみですよ」と期待に胸を膨らませている。
「いずれは千二〜千四がベストになりそうだけど、マイルも前走のG1で2着。ここなら底力が上でしょう」とトレーナーはきっぱり言い切った。G3は通過点。他を圧倒するパフォーマンスで、砂の頂点を目指していく。
提供:デイリースポーツ