19日、
キタサンブラックはいつもと変わらない全休日の朝を過ごしていた。
「今日も含めて、この中間の様子で特に変わったことはありません」と辻田厩務員。淡々と話すその表情はとても明るい。
天皇賞(春)の後も、坂路でのキャンターを1日に3本課された日が3日あった。調教は引き続きハードだが、それでも
キタサンブラックは「どのタイミングでも極端に疲れた様子は見せていない」というから恐れ入る。
「今年に入ってから大きく変わったところはありませんが、精神面がより安定してくるなど細かい部分がより整っていって、結果的に“マイナー
チェンジ”くらいはしているように感じます。カイバを食べるペースは決して速いほうではありませんが、しっかり食べてくれていますね」
宝塚記念まであと6日、大本命馬の安定ぶりは揺るがない。
(取材・写真:花岡貴子)