「
宝塚記念・G1」(25日、阪神)
弓を引く作業を静かに終えた。
シャケトラは21日、栗東CWで
タニノアーバンシー(4歳1000万下)、
レッドウィズダム(4歳500万下)との3頭併せ。十分にためを利かせ、最後は
アーバンシーと併入、
ウィズダムに0秒8先着の形でゴール板を通過した。
レース週にハードに追った前走からメニューを変更しての6F87秒6-43秒5-11秒6。1週前にしっかりと負荷をかけ、今週はあえて力を蓄える仕上げ。変化を加えたことを起爆剤にして、王者に立ち向かう構えだ。
「先週はジョッキーに乗ってもらってやっているから、今週は予定通り馬なりで。いい過程を踏めています」と前川助手。4歳でまだ7戦しか使われていないが「体質の弱いところを見せなくなり、元気いっぱい」と状態の良さを強調した。
前走の
天皇賞・春は9着と崩れたものの、体を大きく使って推進力を生み出すフォームは健在。3戦3勝の阪神で新星が輝きを取り戻す。
提供:デイリースポーツ