25日、阪神競馬場で行われた
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は、先団の後ろでレースを進めた
M.デムーロ騎手騎乗の3番人気
サトノクラウン(牡5、美浦・
堀宣行厩舎)が、直線で外から突き抜けて、内で脚を伸ばした5番人気
ゴールドアクター(牡6、美浦・
中川公成厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒4(稍重)。
さらに1.1/2馬身差の3着に4番人気
ミッキークイーン(牝5、栗東・
池江泰寿厩舎)が入った。なお、2番人気
シャケトラ(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)は4着、1番人気
キタサンブラック(牡5、栗東・
清水久詞厩舎)は9着に終わった。
勝った
サトノクラウンは、
父Marju、
母ジョコンダII、その父
Rossiniという血統。昨年暮れの
香港ヴァーズで欧州の強豪
ハイランドリールを下した実力馬が、国内外GI制覇の偉業を
グランプリの大舞台で成し遂げた。
本馬を管理する
堀宣行調教師は、今年4月のクイーンエリザベス2世C(
ネオリアリズム)に続くGI勝利。鞍上の
ミルコ・デムーロ騎手は、今年2月に行われた
フェブラリーS(
ゴールドドリーム)以来、20回目の
JRA・GI制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
サトノクラウン(牡5)
騎手:
M.デムーロ厩舎:美浦・
堀宣行父:Marju母:ジョコンダII母父:
Rossini馬主:里見治
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:14戦7勝(重賞6勝)
主な勝ち鞍:2016年
香港ヴァーズ(GI)
【
M.デムーロ騎手のコメント】
(堀)先生と「
キタサンブラックを見ていくだけの競馬になるかも」と話していたんですが、本当にそんな感じ(の展開)になってしまいましたね。4コーナーでは凄い手応えでした。やっぱりこういう馬場は合います。直線でも凄い脚で気持ち良かったです。