「
宝塚記念・G1」(25日、阪神)
惨敗した愛馬
キタサンブラックの姿を目の当たりにし、決断を下した。登録していた今秋の
凱旋門賞・仏G1(10月1日・
シャンティイ)について、北島三郎オーナー(80)は「里見さんのところ(
サトノダイヤモンド)に頑張ってもらいたい。ウチはウチで、夏は休ませたい」と、ラ
イバルにエールを送る形で断念する意志を明確にした。
断トツ人気を裏切る9着。84年の
グレード制導入後初となる春G1・3連勝も霧散した。「勝てばうれしいし、負ければ悔しい。これが勝負の世界ですから。きょうは運がなかったね。でも、レース後も脚元や体調は悪くないと聞いてホッとした」と振り返った。「馬も疲れているんでしょうね。“疲れている”って俺に言いたかったんじゃないかな」と愛馬を思いやり、ファンに向けて「ガッカリさせて申し訳ないけど、秋にまた期待してもらいたい」とメッセージを送った。
今秋はまず、
天皇賞・秋(10月29日・東京)を目標に据える。「いい状態なら
有馬記念(12月24日・中山)に出したい」。国内の舞台で、改めてG1・5勝馬の力を見せつけたいところだ。
提供:デイリースポーツ