第40回
帝王賞(JpnI)は6番人気
ケイティブレイブ(牡4、栗東・目野哲也厩舎)が、2着の
クリソライトに1.3/4馬身差をつけ優勝。スタートで躓いた影響で、得意の逃げの戦法ではなく、差し切り勝ちとなった。
レース前に自身の連載コラムで「先生の最後のシーズンにGIに乗せていただけるのも、ひとつの縁。
チャレンジャーとして、悔いのない騎乗をしたい」と、来年に定年を迎える目野調教師にレースでの恩返しを誓った福永騎手。
「スタートで大きくつまずいて正直“終わった…”と思いましたが、気を取り直して途中で押し上げていく準備は自分の中で出来ていました。思っていたよりも手応えが良くて、直線で良い脚を使うことが出来ましたね。
初めて乗った時から高いポテンシャルは感じていましたが、自分の競馬が出来ないと脆いところがありました。今回違った形でも結果が出せたことで、これから安定した結果を残してくれると思います。僕自身も、皆さんも予想してなかったような競馬だと思いますが、結果を出せて良かったです。目野先生の定年前にGIを勝てて何よりです」ときっちり役目を果たし、安堵と笑顔の表情を見せた。