先週4勝を挙げ、
JRA通算1100勝にあと3勝と迫る
和田竜二。「1000勝は少し意識したけど、1100勝はねぇ…。
ボチボチやります」と本人にとっては通過点に過ぎない様子だ。
自然体を強調する和田が「それよりも」と切り出したのが、違う記録。かつて所属していた岩元厩舎の
JRA通算500勝だけは常々意識している。師匠の岩元師が来年2月いっぱいで定年を迎えるため、岩元=和田の師弟コンビで競馬ができるのも残り8カ月。現在、492勝だけに「あと8勝をどうやってひねりだすか」と気合を込める。
日曜のプロキオンSは、そんな岩元厩舎の
ゴーインググレートで重賞挑戦。2走前の準オープン勝ちなど、コンビ3勝を挙げる。「気を抜く面がある。千四だし、しまいにかけた方がいい」とイメージを膨らませる。今年はキャリアハイのペースで勝ち鞍を量産する鞍上。「レースの日は梅干しで塩分を取っている。一日3個は食べているよ」。夏バテ対策もばっちりだ。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ