5日、中山競馬場で行われた
弥生賞(3歳、GII・芝2000m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
アドマイヤムーン(牡3、栗東・松田博資厩舎)が後方待機から追い込み、6番人気
グロリアスウィークに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分01秒5(良)。さらに3馬身差の3着には5番人気
ディープエアーが入り、最後方からレースを進めた2番人気
サクラメガワンダーは直線伸び切れず4着だった。なお、上位3頭には
皐月賞(GI)の優先出走権が与えられる。
勝った
アドマイヤムーンは、
父エンドスウィープ、
母マイケイティーズ(
その父サンデーサイレンス)という血統。伯父に02年
中山金杯(GIII)3着の
ゴーステディ、従姉に05年の
東京2歳優駿牝馬(南関東G1)を制した
ダガーズアラベスク(牝3、船橋・川島正行厩舎)がいる。03年セレクトセールにて1600万円で落札されていた。デビューから05年
札幌2歳S(GIII)まで3連勝を飾り、続くラジオたんぱ杯2歳S(GIII)では勝った
サクラメガワンダーからハナ差の2着。前走の06年
共同通信杯(GIII)では
フサイチリシャールを下して重賞2勝目を挙げていた。通算成績6戦5勝。
鞍上の
武豊騎手は今年の
JRA重賞5勝目で通算222勝目。管理する松田博資調教師は今年の
JRA重賞4勝目で通算30勝目。
チューリップ賞(GIII)の
アドマイヤキッス(牝3)に続き、同一馬主、騎手、調教師、生産者による2日連続の重賞制覇となった。