18日、北海道新ひだか町の北海道市場で「2017セレクションセール」が行われた。
1歳馬226頭(牡馬161頭、牝馬65頭)が上場され、うち184頭(牡馬138頭、牝馬46頭)が落札。売却総額は31億1061万6000円(以下、金額は全て税込で表記)で、1歳馬市場のみとなった2011年以降で最高だった昨年の25億2590万4000円を大きく上回った。売却率は81.41%、平均価格は約1691万円で、売却率が80%を超えたのは今回が初めて。
最高落札額となったのは、「
チリエージェの2016」(牡、父
ロードカナロア)。(同)雅苑興業が4752万円で落札した。父
ロードカナロアは早くも
JRAで産駒4頭が勝ち上がっている新種牡馬で、その父のラ
イバルだった
ハクサンムーンが半兄にいるという血統。
2番目の高額馬は「
トウカイポピーの2016」(牡、父
ロードカナロア)と、「
セルリアンブルーの2016」(牡、父
グランプリボス)で、前者は永井商事(株)、後者は了徳寺健二氏が4104万円で落札。「
セルリアンブルーの2016」は
グランプリボスの初年度産駒にあたる。
その他では、2012年のダービー馬
ディープブリランテの半弟「
ラヴアンドバブルズの2016」(牡、父
オルフェーヴル)が3132万円(小笹公也氏)、2011年の
天皇賞・春を制した
ヒルノダムールの全弟「
シェアエレガンスの2016」(牡、
父マンハッタンカフェ)が1512万円(加藤和夫氏)、2014年の
スプリンターズS覇者
スノードラゴンの半妹「
マイネカプリースの2016」(牝、
父クロフネ)が756万円(日本
中央競馬会)で落札されている。