戻り梅雨であいにくの天気となった26日の美浦トレセン。雨具を着て精力的に調教をつけるルーキーの姿があった。その表情はどんよりとした天気とは真逆に、とても晴れやかだ。「馬に乗れるという幸せを実感しています」。ケガでしばらく休養していた
木幡育也騎手(18)=美浦・藤沢和=が、2カ月半ぶりに復帰する。
5月14日、新潟競馬場の地下馬道で落馬。首の頸椎(けいつい)を骨折し、翌日から入院。6月中旬に退院してからは、復帰へ向けて鍛錬の日々を送ってきた。「先々週コルセットが取れて、今は動きも問題ありません」と全快宣言だ。
まずは、27日に
門別競馬場で行われるヤングジョッキーズシリーズで復帰。
地方競馬場での騎乗は初めてだが、「イメージトレーニングをしているので大丈夫。楽しみにしています!」と力強い。土日は新潟で1鞍ずつの騎乗を予定している。「(休養中に)同期がどんどん勝っていくのは意識していました」。“反撃開始”とばかり、
リスタートに燃えている。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ