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レパードS・G3」(6日、新潟)
タガノグルナが大駆けを狙う。新潟のダートは直線は長くても、コーナーがきついために先行馬有利の傾向。過去8年で1番人気が全て複勝圏内に収まっているという平穏ムードが漂う一戦だが、先行力があり、2戦2勝とダートで底を見せていない
ルーラーシップ産駒があっと驚く走りを見せるか。
底を見せていないどころか、大きな可能性を感じさせる。
タガノグルナはダートで2戦して、3走前の中京未勝利戦では8馬身差の圧勝、京都の前走、3歳500万下でも3馬身半差の快勝を決めた。ともに逃げて、メンバー最速の上がりをマークして押し切る完璧な内容。重賞でも期待が膨らむ内容だ。
「中京の未勝利で強い勝ち方をしてくれたからね。それで芝のクラシックへも行けるかなと思って、小倉で(芝の)
あすなろ賞を使ったけど、やっぱりもうひとつ(5着)でした。なので、前走は切り替えてダートに使ったんです」。大根田師は経緯を明かす。
前走快勝後はユニコーンS参戦も考えられたが、「速い時計で走ったからか、腰に疲れが出て」(同師)といったん放牧へ。3カ月の休養を経て、立て直されてのG3登場だ。
「もう疲れは取れました。先週の坂路(4F54秒0)はむしろ速いぐらいでしたから。いい状態が戻ってきたという感じ」と手応え十分。「左回りの中京で勝っているしね。同型の出方次第だけど、ハナを切って勝っているし、前に行った方がいいかな」と分析する。
まずは現時点で17分の7となっている抽選をくぐり抜けることが必要だが、「相手は強くなるけど、この馬も能力的にまだ、どこが
マックスか分からない」と指揮官は奥の深さに期待を寄せる。同世代の砂の強豪に真っ向勝負を挑む。
提供:デイリースポーツ