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レパードS・G3」(6日、新潟)
エピカリスが国内復帰戦に向け2日、豪快な追い切りを行った。6月に米国三冠最後のベルモントS制覇を目標に渡米しながら、右前脚の爪に不安を発症し、出走できずに帰国。しかし、順調な調整で復帰戦は万全の状態で出走できそうだ。
兵庫チャンピオンシップを勝った
タガノディグオ、
ハルクンノテソーロなども動きは軽快だ。
無念の出走取り消しに終わった米国遠征から2カ月。国内復帰戦に臨む
エピカリスが、美浦Wで絶好の動きを披露した。
南Aダートコースを軽いキャンターで1周して体をほぐした後でWへ。先行した僚馬
ブラスロック(4歳500万下)を目標に、馬体をダイナ
ミックに弾ませ、ゆったりとスピードを上げていく。4角で僚馬の内を回った
エピカリスは、右ムチが一発入れられるとスッと脚を伸ばし、並び掛ける間もなく5馬身引き離した。タイムは6F81秒1-38秒2-12秒6。
調教を見守った萩原師は「動きは良かったです。時計や併せ馬で追ったことなど、予定通りの調整ができました」と思い通りの内容に合格点をつけた。
米国三冠最後のベルモントSに照準を定め渡米。最終追い切り後に右前脚の爪に不安を発症し、最後まで調整を続けたものの出走はかなわず、傷心の帰国となった。
競馬学校で輸入検疫を終えた後は、ノーザン
ファーム天栄で3週間の着地検疫を受けながら、
レパードSへ向けた調整を続けてきた。7月20日に美浦へ帰厩後の追い切りは実質2本だが、萩原師は「馬体重を含めこれまでのレース前と変わりない感じで来ています。仕切り直しの一戦になるが頑張ってほしいですね」と仕上がりに自信を見せる。
国内では4戦4勝と無敗。さらに3歳馬同士の一戦となれば、主役の座は譲れない。走りぶりが注目されるレースになる。
提供:デイリースポーツ