キタサンブラックの北島三郎(名義は大野商事)、
ヴィブロスの佐々木主浩など、最近は著名人の馬主が話題になることも多い。映画、舞台、TVで活躍する陣内孝則もそんな一人だ。
これまで08年春の天皇賞馬
アドマイヤジュピタの
母ジェイズジュエリーなどを所有してきたが、5日の小倉9R・
都井岬特別に出走する
ナルハヤ(牝3歳)は、栗東の梅田厩舎に預けるようになって2頭目だ。
初めて預かった
マンダリンカラー(牝6歳)は、新馬戦3着後に屈腱炎で引退しただけに、
ナルハヤの初勝利(5月13日・京都=4戦目)には喜びもひとしお。梅田師は「陣内さんからは、指示やレースの注文は一切ない。全部任せてくれる。
ナルハヤには、どうしても勝ってほしかった」とホッとした表情をのぞかせる。
昇級2戦目の今回は小倉が舞台。当日は陣内が競馬場を訪れ、自身が司会を務める地元の番組でも密着するという。トレーナーも「オーナーの地元が福岡だし、テレビでも取り上げられるから、ぜひ勝ちたい」と力が入る。前回の勝利時は、仕事で口取りに参加できなかったオーナー。故郷でのVとなれば最高だろう。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ