現地時間15日のフランス・
ドーヴィル競馬場。ブックメーカー各社で
凱旋門賞(10月1日)の上位人気となっているJC.ルジェ調教師(仏)が擁する有力2頭が出走した。
先に出走したのは昨年のカルティエ賞
最優秀3歳牡馬・
アルマンゾル。G1・3勝を含む5連勝中で、G3・ゴントービロン賞(芝2000m)に出走。3歳牝馬
エネイブルが台頭するまでは
凱旋門賞の1番人気だった同馬にとって、昨年10月以来の実戦であり注目を集めていた。レースではクリストフ・スミヨン騎手が騎乗し、圧倒的な支持に推されたが直線で伸びず6頭立ての最下位に終わった。優勝は
ファーストシッティング。
ルジェ師のもう1本の矢は今年のフランス二冠馬・
ブラムト。こちらは3歳限定のG2・ギョームドルナノ賞(芝2000m)に出走。クリスチャン・デムーロ騎手が騎乗し、やはり圧倒的な支持を集めた。
ブラムトは出遅れ、直線も伸びず8頭立ての5着。勝ったのは
フランケル産駒の
エミネント。
ルジェ厩舎の仏ダービー馬2頭が惨敗し、各種ブックメーカーはさっそく
凱旋門賞の前売りオッズにこの結果を反映させ、参戦予定の
サトノダイヤモンドは
エネイブルに続く2番人気まで浮上した。