今週末、札幌競馬場でいよいよ世界の名手たちが集う「2017
ワールドオールスタージョッキーズ」が開催される。個人戦に加え、
JRA選抜とWAS選抜(外国・地方代表チーム)によって合計点を競うチーム対抗戦で争われる。
26日の土曜日には第1戦(10R、芝1200m)、第2戦(11R、芝2000m)が行われ、翌日の日曜日に第3戦(10R、ダート1700m)、11Rの
キーンランドC(G3)を挟んで第4戦(12R、芝1800m)が行われる。いずれも定量戦。
レースの着順毎に与えられるポイントは、1着から9着までがそれぞれ「30点・20点・15点・12点・10点・8点・6点・4点・2点」で、10着以下は1点。また出走馬不足・出走取消・競走除外など騎手の責任に関係なく騎乗できなかった場合は6点が与えられる。
選定騎手は以下の通り。
【
JRA選抜】
※7月23日終了時点の成績で決定、ほか「顕著な活躍を認められた騎手」や「本年の
日本ダービー優勝騎手」によって選定
戸崎圭太(美浦:2016年
JRA賞「
MVJ」受賞、勝利数関東1位)
内田博幸(美浦:勝利数関東2位)
田辺裕信(美浦:勝利数関東3位)
C.ルメール(栗東:2017年
日本ダービー優勝騎手、勝利数関西2位)
M.デムーロ(栗東:勝利数関西1位)
福永祐一(栗東:史上8人目の
JRA通算2000勝達成、勝利数関西3位)
武豊(栗東:前人未到の
JRA通算3900勝達成)
【WAS選抜】
・
地方競馬代表騎手
中野省吾(船橋:
スーパージョッキーズ
トライアルを最年少&歴代最高得点で優勝)
・海外招待騎手
アントニー・クラストゥス(フランス:
JRA重賞2勝、2012年
凱旋門賞では日本馬
アヴェンティーノに騎乗)
ユーリコ・ダシルヴァ(カナダ:2014年の
ジャパンCで
アップウィズザバーズに騎乗、自国のリーディングジョッキー)
ケイトリン・マリヨン(
オーストラリア:日本初騎乗の女性騎手、今年3月に初のG1勝利)
ケリン・マカヴォイ(
オーストラリア:初来日。
メルボルンCを2勝など)
ジョアン・モレイラ(香港:2015年のWASJ優勝。昨年の札幌で騎乗機会7連勝の
JRA最多タイ記録)
トム・クウィリー(イギリス:名馬
フランケルの主戦騎手。2012年以来2度目の来日)
前身のWSJSも含め、過去に優勝している今回出場騎手は
武豊騎手(1992年)、J.モレイラ騎手(2015年)、
M.デムーロ騎手(2016年)で、
武豊騎手は2015・16と続けて2位になっている。また、7月の落馬で休養していた
田辺裕信騎手は先週から復帰し、既に勝利も挙げている。北の大地で争われる世界の名手たちの戦いに注目だ。