新潟2歳S(GIII・芝1600m)に美浦から出走する各馬が最終追い切りを消化した。注目馬4頭について、追い切り後の関係者のコメント。
ムスコローソ(牡2・美浦・
手塚貴久)について、手塚調教師。
「今のところ何の不安もありませんし、今日(8/23)の追い切りも良かったですね。こちらに来た時から大人びていて、我の強さがありました。それは変わらないですね。デビュー前よりも、今の方が楽に動けるようになっています。大野騎手も言っていましたが、1600mは持つでしょうし、距離延長はマイナスにはならないと思います。先々週の新潟のように内が伸びる馬場よりも、どこを通っても平等に伸びてくれる馬場の方が良いですね。スタートは速くはないので中団からの競馬になるでしょうけど、楽しみの方が多いです」
プレトリア(牡2・美浦・
中川公成)について、中川調教師。
「初戦はあれほど後ろからの競馬になるとは思いませんでした。それでも最後は良く伸びてきてくれました。まだ1回しか走っていませんし、2戦目でどうなるかわからないですが、思ったほど
テンションが高くなっていないのは良いですね。スピードがあるのが1番の長所です。そのスピードをどこに使うかでしょうけど、新馬戦では最後に発揮してくれました。初戦は行けませんでしたが、ゲートを出られればもう少し前で競馬ができると思います」
テンクウ(牡2・美浦・
奥村武)について、奥村調教師。
「2歳なのでまだ課題はありますが、初戦は折り合いがついたことが1番の収穫でしたし、上手にクリアしてくれました。今日の追い切りも良かったですね。走りが軽いですし、思ったよりもエキサイトしていません。ここまで順調に来ています」
グランデウィーク(牡2・美浦・
畠山吉宏)について、柴山雄一騎手。
「今日初めて乗りましたが、結構気が入っていますね。前半から力んでいて終いは甘くなりましたが、馬場が荒れて外を回っているのもあったのかもしれません。ただその分、負荷はかかっています。まだ体に甘いところはありますが、背中は良い馬ですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)