「
スパーキングサマーカップ・S3」(23日、川崎)
単勝1・9倍の1番人気に支持された
ケイアイレオーネが逃げ切り勝ち。重賞6勝目を飾った。的場文は自身が持つ最年長重賞勝利記録を60歳11カ月に更新した。2着は好位を追走した7番人気の
トーセンハルカゼが食い込み、3着は3番人気の
ムサシキングオー。重賞3連勝を狙った2番人気
リアライズリンクスは5着に敗れた。
約2週間後の9月7日に61歳の誕生日を迎える的場文の気迫がラ
イバル勢を圧倒した。スタートは横一線だったが、主導権を狙う重賞連勝中の
リアライズリンクスや
ムサシキングオーを制し、
ケイアイレオーネがハナを奪っての悠々と一人旅。最後の直線は572キロの巨体を追いまくって、6つ目の重賞タイトルをプレゼントした。
「最後はよく我慢してくれた。最初は他の出方をうかがったが、スタートが良かったのでハナに行った。休み明けだったけど、さすがに力がある」と汗を流しながら相棒をたたえたレジェンド。これで今年7つ目の重賞制覇となった。「ファンの声援と関係者の協力に感謝です。1年で重賞10勝が目標なので、あと3つは勝ちたい」と力強く締めくくった。
提供:デイリースポーツ