「
札幌2歳S・G3」(9月2日、札幌)
デビュー戦をレコードで完勝した
クリノクーニングは30日、
ゴールドフラッグ(2歳未勝利)と札幌芝へ。道中はゆったりと進み、3Fで馬体を併せスピードアップ。直線で半馬身ほど相手が先に出たが、鞍上の手は動かない。その差を保ったままゴールした。
5F67秒4-37秒5-12秒2に、須貝師は「体はできている。強い調教はいらない。しなやかに走っていたのでいい」と納得の表情。手綱を取った北村友は「新馬の時はうるさかった馬が、とても落ち着いていた」と目を丸くする。気性面を考慮し、前走後は放牧へ。函館経由で札幌入りした。「一度使っておとなしくなるか、うるさくなるかどちらかと思っていたが、かなりお利口さんになった」と師は精神面の成長を強調する。
前走は3番手から直線で抜け出すお手本のような内容。
オルフェーヴル産駒のJRA勝利第一号として、高い能力を印象づけた。指揮官は「オルフェ産駒の先駆者になれたら」と、同産駒の重賞勝ち第一号も狙っている。
提供:デイリースポーツ