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【小倉2歳S】菜七子ら初重賞V狙う若武者5人VS百戦錬磨の実力者/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年09月01日(金) 18時00分
 2014年小倉2歳Sのオーミアリスで初重賞Vを飾った国分優は「まだ実感はありませんが、すごくうれしい。今後はもっと大きいところで活躍できるよう、勝ち鞍を積み重ねていきたい」と勝利騎手インタビューで初々しい表情を見せていたものだ。

 国分優以外にも、08年デグラーティアの浜中、06年アストンマーチャンの鮫島良、さらにさかのぼると1997年タケイチケントウの常石も小倉2歳S(97年当時は小倉3歳S)でJRA重賞初制覇を成し遂げている。こんなにも多い理由とは果たして?

「賞金をそれなりに稼いでいないと出られない重賞が多い中で、小倉2歳Sは新馬なり、未勝利なり、とりあえず1つ勝てれば、出走ラインには乗れるからね。そういう意味では若いジョッキーを乗せやすい。若手により多くチャンスが巡ってくるから、それだけ初めて重賞を勝つジョッキーも出てくるってこと」

 こう解説してくれた田所調教師自身が、今年の小倉2歳Sのニシノダンテの鞍上に、今回が重賞2回目の挑戦となる三津谷を前走の未勝利戦勝ちに続き指名。「彼にとってはいい経験になる」とエールを送る。

 三津谷以外にも、話題となっている藤田菜七子(フローラルシトラス)、荻野極(イイコトズクシ)、鮫島駿(タイセイソニック)、嘉藤(ルリハリ)とまだJRA重賞を勝っていない騎手が5人騎乗する今年の小倉2歳S。果たして国分優や鮫島良のように、ここで花を咲かせるのか、それとも経験豊富な“常連組”がそれを阻止するのか…。

 重賞に飢えた若武者VSリーディング上位の実力者のバトルという視点でも、今年の小倉2歳Sは面白いレースになる。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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