2018年の
ケンタッキーダービーが、ヨーロッパからも遠征馬を募ることが明らかになった。“
Japan Road to the Kentucky Derby” に、
全日本2歳優駿を新たに加えることを発表した
チャーチルダウンズ社が、同時に、全7競走からなる”European Road to the Kentucky Derby” を新設することを発表したのである。
7競走のうち4競走が、年内に行われる芝のレースで、具体的には、9月24日に愛国のナースで行われるG2ベレスフォードS(8F)、9月30日に英国のニューマーケットで行われるG2
ロイヤルロッジS(8F)、10月1日に仏国の
シャンティーで行われるG1
ジャンルクラガルデル賞(1600m)、10月28日に英国のドン
カスターで行われるG1
レイシングポストトロフィー(8F)に、1着10点、2着4点、3着2点、4着1点のポイントを設定。
残る3競走は、年明けに施行されるオールウェザーを舞台としたレースで、3月1日に英国のケンプトンで行われる条件戦(8F)、3月2日に愛国のダンドークで行われるLRパットンS(8F)の2レースには、1着20点、2着8点、3着4点、4着2点を設定。
シリーズ最終戦となるのが3月30日に英国のニューキャッスルで行われるバラードンS(8F)で、このレースには、1着30点、2着12点、3着6点、4着3点が設定されている。
シリーズを通じて最高得点を獲得した馬に、来年は5月5日に行われる
ケンタッキーダービーの、優先出走権が与えられることになった。
(文:合田直弘)