「
セントウルS・G2」(10日、阪神)
サ
マースプリントシリーズ最終戦にして
スプリンターズSの前哨戦。1着条件でシリーズVを狙う
フィドゥーシアが02年覇者
ビリーヴとの母娘制覇を果たし、逆転女王となるか注目だ。
偉大な母を追い掛け、まずは夏の王者へ-。逆転優勝を懸けて臨むサ
マースプリントシリーズ最終戦。良血牝馬
フィドゥーシアが虎視たんたんと重賞初制覇を狙っている。
オープン特別連勝で臨んだ前走の
アイビスSDは、1番人気に推されるも首差の2着。最後は完全に抜け出したかのように見えたが、勝ち馬の強襲に屈した。松元師は「油断負けかな。でも、いいスピードを見せたし、その後も順調」と反撃に意欲をのぞかせる。
1週前は栗東CWで単走追い。一杯に追われて6F83秒7-12秒5をマークした。担当の吉田厩務員は「今週やれば、ちょうどいいぐらい」と順調な仕上がり過程を伝える。近2走が“千直”だったことを踏まえ、「行きたがらないかどうか。折り合えれば」と6F戦への対応をポイントに挙げた。
母ビリーヴは02年の当レースをレコードVで締めると、続く
スプリンターズSでG1ホースの仲間入りを果たした。名牝のDNAを受け継ぐ娘について、指揮官は「完成の域に入ってきたと思うので、このメンバーでも
スプリンターズSに色気を持てるレースをしてほしい」と期待を込める。母娘制覇を皮切りに、胸を張って大舞台へと繰り出す構えだ。
提供:デイリースポーツ