「
セントライト記念・G2」(18日、中山)
2冠制覇へ-。
皐月賞馬
アルアインが、暑い夏を無事に乗り切った。雄大な馬体はつくべきところに筋肉がつき、輪郭がくっきり。兼武助手は「春に比べてだいぶ迫力が増している感じがします」とさらなる
パワーアップを強調した。
ダービー5着後は、滋賀県のノーザン
ファームしがらきへ放牧。英気を養い、実りの秋へ備えた。放牧先ではウオーキング
マシンとトレッドミルから立ち上げ、周回コースから坂路へと徐々にペースアップ。しっかりと土台を作り、前線基地へとバトンをつないだ。
8月23日に栗東へ帰厩。1週前はCWで
プロフェット(4歳オープン)と併せ、しまい一杯に追われて6F82秒6-39秒0-12秒0を計時。追走先着に、兼武助手は「しっかりやりました。まだ緩さはありますが、前哨戦の1週前としてはちょうどいいと思います」と力強くうなずいた。
母は米国最優秀短距離牝馬に輝いた
ドバイマジェスティ。常に距離不安がささやかれるが「ダービーも崩れずに走っている」と同助手が評価するように、スタミナを補うだけの優れた勝負根性を持っている。夏の乗り込みで基礎体力も強化。新コンビを組むルメールと息を合わせ、本番へ向けてV発進といく。
提供:デイリースポーツ