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神戸新聞杯・G2」(24日、阪神)
第84代ダービー馬がたくましくなって帰ってきた。
レイデオロは13日、五十嵐(レースはルメール)を背に美浦Wで半マイル追い。僚馬2頭を前に見ながら折り合いをつけ、軽快にス
トライドを伸ばしていく。ラストは1馬身差まで迫るも、無理に追い付こうとはせずに馬なりでゴール。4F53秒8-39秒7-12秒9を計時して1週前の調整を終えた。
鞍上は「最後くらいに馬体を並べるイメージ。予定通りです。先週より手応えも良く、楽に伸びました」と合格点を与える。ダービー馬の堂々とした立ち居振る舞いに「常歩から余裕がありますね。精神面でも成長を感じます」と目を細めた。
動きを見届けた藤沢和師も上機嫌だ。「ここを目標に、早くから調整してきたからね。すこぶる順調だよ」。秋は
神戸新聞杯→
ジャパンCの2戦が既定路線だが、「ここでどれくらいの競馬をするかが大事。もちろん
菊花賞の選択もあるでしょう」と指揮官は取材陣をけむにまく。先々を考えるよりも、まずは秋初戦に全力投球ということだろう。来週の最終追い切りには主戦のルメールが駆けつける予定。さらに上を目指し、万全の仕上げを施される。
提供:デイリースポーツ