9月13日、フランスの
サンクルー競馬場で行われた3歳馬による準重賞・テュレンヌ賞(芝2400m)で、
父ディープインパクトの日本産、
アキヒロ(牡3、A.
ファーブル厩舎)が勝利。3歳シーズンはこれが3戦目での初勝利、通算5戦3勝とした。
アキヒロは、馬主であるヴェルテメール兄弟が母の
バーマ(Baahama)を日本に送り、
ディープインパクトを付けノーザン
ファームで2014年に誕生。2歳になった昨年8月、
ドーヴィルでのデビュー戦で、1着馬に短頭差で2位入線。しかし1位入線馬が降着となったことで繰り上がっての勝利。続く9月8日のG3・シェーヌ賞(
シャンティイ芝1600m)を1番人気で快勝。2歳シーズンを2戦2勝で終え、フランス・クラシック路線の有力馬となっていた。
迎えた3歳初戦、4月16日のG3・ノアイユ賞(
シャンティイ芝2100m)は、勝った
ソレイユマリンに惜しくもアタマ差及ばずの2着。続いて臨んだ仏ダービーの前哨戦、5月8日のG2・グレフュール賞(
サンクルー芝2000m)では3着となり、残念ながらクラシック出走には至らなかった。
今回、それ以来4カ月ぶりの復帰戦となったテュレンヌ賞は、
凱旋門賞へ向けた最後の前哨戦のひとつではあったものの、
アキヒロの次走は、
凱旋門賞の2週後、10月15日に行われるG2・コンセイユドパリ賞(
シャンティイ芝2400m、3歳以上)が予定されている。