優勝馬に
天皇賞(秋)の優先出走権が与えられる
オールカマー(GII・中山芝2200m)に出走する
タンタアレグリアと
マイネルミラノが最終追い切りを行った。追い切り後の関係者のコメント。
■1月22日
AJCC(GII・1着)以来となる
タンタアレグリア(牡5・美浦・
国枝栄)について、国枝調教師。
「前走(
AJCC・GII・1着)時は迫力があって馬も良く映りましたが、今回はまだ物足りなく感じます。ただ追い切りでもそれなりに動けていますし、落ち着きも出てきていますので、だいたい及第点でしょう。前走のような走りができるようなら、この先も期待できますね。
まだ暑い時期でもありますし、馬体重は前走時よりマイナスになると思います。このレースの結果を見て、今後GI路線に進むのか、GII、GIIIに向かうか決まってくると思います。あとはジョッキーの底力に期待ですね」
追い切りの手綱も取った
蛯名正義騎手。
「先週の追い切りでは内にモタれたと聞いたので、今週は外に併せましたが大丈夫そうでした。前走時は体に張りがあって状態がとても良かったですが、今はしぼんだ体が戻りつつある段階です。まだ良化途上ですが、現状では1番良いところまで来たかなと思います。
以前から能力的にも期待していたのですが、弱さがあって軌道に乗りきれずにきましたが、前走で重賞を勝てましたし、中山でも良いレースができるでしょう。気性面でも成長して大人になってきましたし、それに体が追いついてくると更に良いと思います」
■
マイネルミラノ(牡7・美浦・
相沢郁)について、相沢調教師。
「前走(
札幌記念・GII・13着)は1コーナーまで脚を使ってしまって、3コーナーからまくることができず、少しだらしなかったですね。58キロでの出走も近走はありましたが、今回56キロで出られるのは良いと思います。前走後も気配は良いですし、中山の外回りコースで、3コーナーからゆったりと動いていけるのは良いでしょう」
(取材・写真:佐々木祥恵)