9月24日(日)に阪神競馬場で行われる
神戸新聞杯(GII)に出走予定の
サトノアーサー(牡3歳、栗東・
池江泰寿厩舎)は、馬場が開場してすぐの6時にウッドチップコースで調教を行った。
調教後の
池江泰寿調教師のコメントは以下の通り。
−ダービー(10着)を振り返ってください。
かなりのスローペースの中で折り合いもついていたのですが、途中で勝ち馬が動いて行った時にこの馬は折り合いの難しい面があるので自分の競馬に徹しました。例年の普通の流れであればもう少しやれたのではないかと思っています。ダービーでもいい脚は使っていますし、折り合いなど教え込んできたことはしっかり習得できていました。
−夏場はどう過ごしたのでしょう?
夏はノーザン
ファームしがらきでしっかり乗り込んで、ひと月ほど前に厩舎に戻ってきました。放牧先にも毎週足を運んで見てきました。急に大きくなったということはないですが、馬体に幅は出たのかなとは思います。
−今朝の追い切りはどうでしたか?
相変わらずいい動きでした。しまいの伸びも良かったですが、最初から折り合いがついていたのが好印象でしたね。
−今回は春の実績馬との再戦となりますが?
レベルが高く大変な戦いになるとは思いますが頑張って欲しいです。今回も折り合いがポイントになるでしょうね。精神的にはチャカつくところも落ち着いてきましたし少しは成長しているのではないかと思います。もともと切れ味はあった馬ですから、これから自在性などを磨いていかなければいけないと思っています。一線級とどれだけまたやれるのか計ってみたいところがありますから、今回は是非良馬場でレースをさせたいですね。
(取材:佐藤泉)
ラジオNIKKEI