「
スプリンターズS・G1」(10月1日、中山)
攻め抜いた。
セイウンコウセイは1週前に、美浦Wで大外を回っての追い切りを敢行。陣営は「直前は控えめで十分」という見立てだった。ところが27日は、それを撤回するハードワークだ。今回は馬場の中ほどを通ったが、直線、ステッキこそ入らなかったものの、激しく手綱をしごかれ、5F65秒5-36秒4-12秒7の好タイムを叩き出した。
オーバーワークの心配はなさそうだ。上原師は「先週やった後の疲れがなかった。
高松宮記念は当該週にビシッと追い切って結果が出たからね。2週続けてできるぐらい状態がいい」と、勝った
高松宮記念を引き合いに出し、体調に関して太鼓判を押す。
前走、
函館スプリントS(4着)の敗因は明らかだろう。前日のHTB杯が芝1200メートルのレコード決着。それが当日8Rの500万下条件で更新される超高速馬場、かつ先行有利の決着だった。馬場を考え2番手につけたが、
シュウジが前半3F32秒2の暴走ペースで逃げ、共倒れという結果に。皮肉にも差し有利の展開となったわけだ。ただ、休み明けでもあり、悲観する内容ではない。
師は「中山は初めてだが右回りは何回も経験している。今日(27日)の動きで自信が膨らんだ感じ」と笑みを見せた。春秋のス
プリントG1制覇へ、100%のエネルギーを注入する。
提供:デイリースポーツ