5日、千葉県の
JRA競馬学校で騎手課程34期生が行う模擬レースが一般公開された。
模擬レースは34期生の
西村淳也君(栗東・田所秀孝厩舎)、服部寿希君(栗東・湯窪幸雄厩舎)、山田敬士君(美浦・小桧山悟厩舎)の3人に加え、現役ジョッキーの
松山弘平騎手、
菱田裕二騎手、
松若風馬騎手が参加した。
第1レース(ダート1000m)は松山騎手が
ヘリオドールに騎乗して逃げ切り、松若騎手が2着で先輩たちが貫禄を見せつけた。勝った松山騎手は「勝ってしまいました…」とコメント。
第2レース(ダート1700m)は
シュテルンリッターに騎乗し、逃げた服部君を西村君騎乗の
パスパルトゥーがゴール前猛然と追い詰めたが、軍配は服部君に。西村君は「ゴールの瞬間は“勝った!”と思っていただけに、2着と知った時はとても悔しかった」、服部君は「ゴール前は勝ったかわからなかったので、1着と知った時はとても嬉しかった」。山田敬士君は師匠の小桧山師もカメラを持って最前列で愛弟子を応援。9月21日の第1回模擬レースでは1着になっている。
第2戦でワン・ツーを決めた候補生に現役ジョッキーたちは「基本的なことがしっかりできていた」「自分たちの同じころに比べたらレベルが格段に上がっている」と賞賛していた。
この日は他にも競馬学校オリジナルグッズなどが当たる第2戦の予想抽選会や、キッチンカーの出展、駅弁フェスなども行われ、多くのファンが訪れていた。