「もみじS」(15日、京都)
形式上は格上挑戦となるが、今年のメンバーは全て1勝馬。ならば、阪神の未勝利戦を楽勝した
ダノンスマッシュの連勝が濃厚だ。
安田隆師自らが手がけた
ロードカナロアの初年度産駒。新潟のデビュー戦(2着)は「直線で1頭になるとソラを使って…。フワッとしたときに、勝ち馬にスコンといかれました」と師は苦笑いを浮かべるが、続く2戦目は中団から直線一気に突き抜け、阪神芝7Fを1分21秒9の好タイムでV。素質の違いを見せつけた。
順当勝ちにも、師は「調教はすごく真面目に走るのに、実戦ではまだ能力を出し切れていない」と辛口だが、それは期待の裏返し。「これから集中力が出てくれば。その分、まだまだ伸びしろはあります」と将来性を高く評価している。連勝を目指す今回は「調整は順調。週末の雨予報が気がかりですが、スピードを生かせる京都に変わるのは歓迎。今後のためにも賞金を加算したい」と気合十分。Vはもちろん、勝ち方が問われる一戦だ。
提供:デイリースポーツ