秋華賞には3頭を登録していた角居厩舎。前走
ローズSを勝った
ラビットランは賞金ボーダーをクリアしていましたが、
サロニカと
ブラックスビーチはボーダー上だったため抽選対象となりました。
サロニカはあいにく抽選に漏れ、
ブラックスビーチが出走の運びとなりました。
その
ブラックスビーチに角居師は「まだまだ成長途上」としながらも、やはり期待を寄せているようでしたよ。
「春に比べると体がしっかりしてきましたね。精神的にも安定してきて、どんどん良くなってきているように思います」
前走の
ローズSは16着と惨敗しましたが、これについて角居師は、「レースの流れが速くなり、動かざるを得ない展開になってしまいました。もう少しためる競馬をしたかった…」と思うような競馬が出来なかったあたりに敗因があるようです。
でも、状態については辻野調教助手も「ひと叩きされてかなり上向いている」と話していましたよ。
自分のリズムでタメを効かせて走れる展開になるといいですね、
週末は雨予報で馬場状態が心配されますが、「未勝利戦を勝ったときがやや重でしたから、対応できるでしょう」と辻野助手。こちらは大丈夫のようです。
そして、
ラビットラン。その実力は前走
ローズSで見せたとおり。実に素晴らしい!
ラビットランについてはその乗り味がかなり独特なようです。
ローズSで勝利に導いた和田騎手は「素軽過ぎるくらい」と話していますが、そんな言い回し、そうそう聞いたことがありません。調教パートナーの前川助手も「かつて味わったことのない乗り味」と言っていました。見ている以上に、相当独特な走りをしているようです。
そんなタイプだけに重馬場はどうでしょう? 気になりますが…。
「体質がしっかりしてきて
パワーもついてきたので大丈夫では? と思いますが…。これだけ軽い走りなので、やってみないとわかりませんね」(辻野助手)
(取材・写真:花岡貴子)