秋華賞は
ディアドラが実に鮮やかな差し切り勝ちを決めました。
一夜明けの取材で担当の込山助手が「いつの間にか内にもぐりこんでいた」と話していましたが、ほんとそのとおり。あれ?という間に内側でコーナーリングしていましたね。ほんと、
ルメール騎手の華麗なポジション取りはとても芸術的で驚かされました。
当の
ディアドラはとてもタフで一夜明けても元気もりもりっていう印象でしたよ。馬房では終始動いていたこともあり、なかなか写真が撮りにくかったのですが。口元にカメラを持っていくと「なにこれ!?」といわんばかりにジーっと見つめられて…。撮れた写真がこれでした。まん丸でまっすぐ見つめる目がなんとも可愛い!
次走は
エリザベス女王杯とのこと。使ってよくなるタイプですし、次も外せない1頭となるでしょう。楽しみです。
さて、今週10月21日、京都競馬芝1600m戦でデビュー予定の
カツジについて少し触れておきましょう。
最近はいつもに増して、人名がそのまま名付けられ、しかもその馬が活躍しているケースがよくあるように思います。
カツジも同じく、オーナーの親しかった友人から名付けられているそうです。その方は亡くなってしまったそうですが、その方への想いを期待の新馬に託すように名付けられたそうです。
「とても素直で真面目過ぎるくらい。乗り味もとてもいい。フワッと沈むようでいて、素軽く走るんだ」と担当の土屋助手。
母の
メリッサは
北九州記念を制していますし、先日3勝目をあげた全兄の
ミッキーグローリーはマイル前後で勝ち星を重ねていますね。将来的にはもうちょっと距離が延びても対応できるようになってほしいところですが、まずはデビュー戦は適距離で手堅く勝ち上がり、次の
ステップへ進んで欲しいものです。
(取材・写真:花岡貴子)