22日、京都競馬場で行われた
菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)は、中団後方でレースを進めた
M.デムーロ騎手騎乗の1番人気
キセキ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)が、直線で外から一気に突き抜け、早め進出から渋太い脚を見せた10番人気
クリンチャー(牡3、栗東・
宮本博厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分18秒9(不良)。
さらにハナ差の3着に13番人気
ポポカテペトル(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)が入った。なお、3番人気
ミッキースワロー(牡3、美浦・
菊沢隆徳厩舎)は6着、2番人気
アルアイン(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は7着に終わった。
勝った
キセキは、父
ルーラーシップ、
母ブリッツフィナーレ、
その父ディープインパクトという血統。不良馬場をものともしない末脚で突き抜け、クラシック最後の1冠を掴んだ。また、父
ルーラーシップにとっては、これが産駒の重賞初制覇にしてGI制覇となった。
【
M.デムーロ騎手のコメント】
大変なレースでしたが、この馬にはずっと自信を持っていました。素晴らしい馬です。一番の問題は折り合いでしたので、スタートからずっと気をつけていました。向正面でペースが上がった時に凄くいい手応えで、直線でも伸びてくれましたので、これは負けないぞという気持ちでした。今年もクラシックを勝てて本当に嬉しいです。
【勝ち馬プロフィール】
◆
キセキ(牡3)
騎手:
M.デムーロ厩舎:栗東・角居勝彦
父:
ルーラーシップ母:ブリッツフィナーレ母父:ディープインパクト馬主:石川達絵
生産者:
下河辺牧場
通算成績:8戦4勝(重賞1勝)