10月28日(土)に東京競馬場、芝1600mで行われる
アルテミスS。ここに1戦1勝での出走となる
ラッキーライラック(栗東・
松永幹夫厩舎)。このレースに向けて、ここまで順調に調教を消化。最終追い切りは今朝25日に前走時同様、CWコースで行っている。
2回目のハローが終了した時間帯だったが、
福島記念(11月12日・福島芝2000m)への出走を予定している
フェルメッツァとの併せ馬。相手が先行し、こちらは6F標識地点で2馬身ほど追いかけるような形だった。
相手は栗東へ帰厩してすぐの追い切りだったこともあったが、それでも前走
小倉記念3着の実績馬。追いかけた分、最後は苦しくなると思いきや、ゴール前は逆にこちらの手応えが良く見えるくらい楽。ほぼ同入だったが、脚色は断然
ラッキーライラックが上という感じ。
時計は6F81.6〜5F66.6〜4F52.5〜3F38.8〜1F11.9秒。見た目にはここまで速い時計が出ている感じではなかったが、ゆったり走ってスピードが出るあたりは性能の高さ。キャリアの浅さや東京競馬場への初輸送など課題も多いが、この動きを見て調教から悲観するような点は一切なく、むしろ大きな飛躍を期待したくなる最終追い切りだった。
(取材・写真:井内利彰)