今週は久しぶりに晴天で競馬を迎えられそうですね。とはいえ、先週、先々週とかなりの水分を含んだ状態で競馬しましたから、明日からの3日間開催は馬場に要注意です。どのようなケアをしたかで、馬場状態は大きく変わります。傷んだ馬場でも、荒れた部分への対処法によってはかなり時計が速くなる可能性もありますよ。
午前中からどのくらい時計が出るのか、ジョッキーがどの場所を通ってレースを進めているのか。しっかり確認しながら馬券検討をされるといいかと思います。
さて。土曜日の東京競馬では
京王杯2歳Sが開催されますね。私は
カシアスに注目しています。
函館2歳Sからの久々の競馬ですが、10月中旬から6本時計を出しておりしっかり仕上げられた印象です。「休み明けになりますが、状態はいいですよ」と清水師は手ごたえを感じているようでした。
前回は函館での滞在競馬だったので、東京への輸送など未知数な部分もあります。こればかりは経験してみないと分からないものですが、頭のいい馬なのでうまく対処してくれるのではないでしょうか。清水師に
カシアスの一番いいところを聞くと「センスの良さ」を挙げていました。
「新馬戦でハナを切ったので2戦目ではどんな競馬になるかと思いましたがちゃんと折り合いましたからね。前があいたときに突き抜ける脚も違った。このようにレースごとに競馬を覚えていってくれました」
前回は函館での滞在競馬でしたから、今回は初めて競馬前の長距離輸送を経験します。こういった不安要素も頭のいい
カシアスならこなしてくれるのでは、と期待してしまいます。
清水久詞厩舎といえば、厩舎を代表する
キタサンブラックが先週の
天皇賞(秋)で見事復活を果たしましたね!
「ブラックの勢いに
カシアスも乗って欲しいですね」と言いながら、
カシアスに
ニンジンをあげる清水師。厩舎の管理馬にはこのようにどの馬にも
ニンジンをあげているそうですよ。幼い
カシアスは清水師のことを「
ニンジンをくれる人」だと認識してるかもしれませんね(笑)。
(取材・写真:花岡貴子)