「JBCス
プリント・Jpn1」(3日、大井)
G1・11勝目を狙った
コパノリッキーの参戦で注目を集めたJBCス
プリントは、2番人気の
ニシケンモノノフが初のG1勝利。
コパノリッキーは頭差の2着に惜敗して大記録達成はならなかった。
横山典の瞬時の好判断が、37戦目にして
ニシケンモノノフに初のG1タイトルをもたらした。4番手から抜群の手応えで4コーナーを回った
ニシケンモノノフと横山典。一度は前が詰まる場面もあったが、残り100メートルで横山典が巧みに
コーリンベリーと
ネロの間に進路を取るとグイッと末脚を伸ばした。内から鮮やかな差し切りV。2着
コパノリッキーとは頭差。ほんのわずかな迷いでもあれば間に合わなかった。
「進路を切り替えて良かった。状態がよかったし、タフな馬で真面目。言うことないよ」と横山典も会心の笑顔でパートナーを称える。陣営の戦略もズバリ的中。2月の
フェブラリーS後は、国内ダートス
プリントで唯一のG1を最大の目標に仕上げてきた。「マイルでも悪くないが、適性は1400メートルくらいまで。来年も活躍してくれると思う」と庄野師。今後はダートのス
プリント王者として、揺るぎない地位を築いていくことになる。海外遠征も視野に入ってきそうで「ドバイ?行ってみたいね。オーナーと相談して」とトレーナーは来年3月のドバイ挑戦を示唆した。
提供:デイリースポーツ