「JBCレディスクラシック・Jpn1」(3日、大井)
5番人気の
ララベルが勝ち、地方所属馬として初めてこのレースを制した。
昨年は無念の競走除外でレースを走ることさえできなかった
ララベル。その思いをぶつけるかのように、全身全霊の走りで地方所属馬として初のJBCレディスクラシック覇者となった。
いつものように好スタートから3番手につけて、直線では逃げた
プリンシアコメータに馬体を並べてかわしにかかる。ここで内にささるシーンもあったものの、最後は勝負根性を発揮して頭差だけ出てフィニッシュ。真島大は内斜行で2日間の騎乗停止処分となったが、07年のJBCス
プリントを制した
フジノウェーブ以来の地方馬によるV。「ずっとパートナーだったし、大きいところをこの馬でと思い続けていました」と喜びをかみしめた。
見届けた荒山勝師は思わず男泣き。「胸がいっぱい。冷静じゃなかった」と興奮が止まらなかった。
来年は繁殖入りが決まっている。ラストランを含め今後の予定は未定だが、この勲章は長く語り継がれるに違いない。
提供:デイリースポーツ