エリザベス女王杯(11月12日・京都芝2200m)の予想単勝オッズ(11月8日11時時点)で1番人気となっている
ヴィブロス(栗東・
友道康夫厩舎)。今春に
ドバイターフで海外G1を制して、G1レースは2勝目。秋初戦の
府中牝馬Sでは2着に敗れたものの、ここまで順調に来ている。
そして、最終追い切りは前走から引き続きのコンビとなる
C.ルメール騎手が騎乗。坂路で
ジュンヴァルロとの併せ馬だったが、スタート時点で馬体を並べにいったこともあり、相手が少し萎縮して走っているような併せ馬。
雨の影響を受けて、力の必要なウッドチップだったが、それも全く関係ないくらい力強い走りで駆け上がっていく。最後の1F標識のところで相手は失速したが、こちらはまだまだ手応え余裕という感じで先着のゴールだった。
時計は4F52.0〜3F38.1〜2F25.3〜1F12.9秒。4F目が減速するラップだったが、これは相手がついてこなかったこともあるだろうし、さすがに2F目に12.8秒の速いラップなら仕方ない。そこも行きたがってのラップではないので、もともといい脚を長く使うタイプではあるが、今の状態ならそれが最大の武器となりそう。
(取材・写真:井内利彰)