11日の開催をもって終了した4日間にわたる
メルボルンCカーニヴァルは、トータルで31万608人の観客を舞台となったフレ
ミントン競馬場に動員した。
31万8854人を動員した前年に比べると2.6%、実数にすると8千人余りの減少となったが、フレ
ミントン競馬場は現在、1億2800万豪ドル(約115億円)をかけてスタンドのメンバーエリアを改築中で、場内には立ち入り制限区域が多くあるためチケット発売数を限定。主催者のヴィクトリア・レーシング・クラブは、そうした事情を鑑みれば、想定したよりも少ない減少でとどまったという見解を発表している。
そんな中、メインイ
ベントとも言える7日(火曜日)の
メルボルンCデーは、前年の9万7479人から今年は9万536人と、率にして7.1%、実数にして7千人近くと、4日間の中で最も大きな落ち込みを見せた。午前中を中心に雨が降ったのに加え、日中の気温がここ10年の
メルボルンCデーでは最低の16度までしか上がらないという寒波に見舞われたのが原因と見られている。
スタンドの一部改修は来年7月には完了する予定で、11月6日(火曜日)に予定をされている
メルボルンCを含めて、2018年のカーニヴァルは新装されたスタンドで開催される運びとなっている。
(文:合田直弘)