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ジャパンC・G1」(26日、東京)
頂点獲りを狙う
サトノクラウンが16日、美浦Wで1週前追い切りを行った。秋盾2着後初めてのコース追いだったが、前走の反動を感じさせない動きを披露。栗東では昨年の3着馬
シュヴァルグランが、CWで意欲的に3頭併せをこなして気配上昇をアピールした。
ソフトな攻め馬で態勢を整えた。
天皇賞・秋2着の
サトノクラウンが、美浦Wで1週前追い切りを行った。メニューは単走で馬なり。リズム重視の内容で5F69秒7-39秒1-13秒5を記録した。
森助手は「前走が思いのほか厳しいレースになったので、馬の状態を確認しながら進めてきました。幸い大きなダメージもなく、先週末から坂路に入っています」と中間の過程を説明。前走後の初時計をマークし、「馬体に若干の余裕を残しているし、動きも重かったですね。ただ、今回の追い切りでちょうど良くなるでしょう」と冷静に
ジャッジした。
今度の舞台は府中の2400メートル。15年ダービーでは3着だったが、仕上げ人は「この馬が一番力を出せるコース」と言い切る。「敗れたとはいえ、ダービー当時の上がり3Fはメンバー最速。最近は力のいる馬場で結果を残していますが、良馬場の瞬発力勝負でもいい競馬ができる」と力を込めた。
宝塚記念で国内G1初制覇を飾り、休み明けの前走2着で改めて現役トップクラスの実力を誇示した。森助手が「現在調整中です」と話すにとどめた本番の鞍上だけが懸念材料だが、クラウン自身の調整は寸分の狂いなく進められている。
提供:デイリースポーツ