19日、京都競馬場で行われた
マイルCS(3歳上・GI・芝1600m)は、道中は後方に構えた
M.デムーロ騎手騎乗の4番人気
ペルシアンナイト(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)が、直線で脚を伸ばして、中団追走から一旦は抜け出した2番人気
エアスピネル(牡4、栗東・
笹田和秀厩舎)をゴール寸前で捕らえ、これにハナ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒8(稍重)。
さらに1/2馬身差の3着に7番人気
サングレーザー(牡3、栗東・
浅見秀一厩舎)が入った。なお、1番人気
イスラボニータ(牡6、美浦・栗田博憲厩舎)は5着、3番人気
レッドファルクス(牡6、美浦・
尾関知人厩舎)は8着に終わった。
勝った
ペルシアンナイトは、父
ハービンジャー、
母オリエントチャーム、
その父サンデーサイレンスという血統。古馬との激戦を制し、念願のGI初制覇を果たした。3歳馬による
マイルCS制覇は、2000年の
アグネスデジタル以来、17年ぶり(※)。鞍上の
M.デムーロ騎手は今年GI・6勝目で、
武豊騎手らが達成している年間GI最多勝記録に並んだ。また、同騎手は今春の
オークスからGIで10戦続けて3着以内に入っている。
※2001年から3歳馬の斤量が1キロ増えていた。
【
M.デムーロ騎手のコメント】
ずっといい手応えで、直線でも最後まで頑張ってくれました。初めて乗った時に重馬場で負けて(
シンザン記念3着)、前走(富士S5着)も馬場が悪かったので、昨日雨が降って「イヤだ〜」と思っていましたが、今日は少し良くなって(重→稍重)くれて本当によかったです。素晴らしい馬です。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ペルシアンナイト(牡3)
騎手:
M.デムーロ厩舎:栗東・
池江泰寿父:
ハービンジャー母:オリエントチャーム母父:サンデーサイレンス馬主:G1レーシング
生産者:追分
ファーム
通算成績:9戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:17'
アーリントンC(GI)