「京都2歳S・G3」(25日、京都)
好メンバーがそろった新馬戦を快勝した
グレイルが、無傷2連勝での重賞制覇を狙う。21日朝は栗東坂路を軽快に駆け上がり、4F64秒3をマーク。「順調に来ているよ。1回使って前向きさも出てきているね」。確かな上昇度に野中師の表情も明るい。
15日の1週前追い切りは、
武豊を背に栗東坂路で
ベディヴィア(3歳500万下)と併せ馬。鋭く伸びて、自己ベストを2秒3も縮める4F52秒2の好時計で1馬身半先着した。落馬負傷から、この馬で調教騎乗を再開した鞍上も「いい動きだったね〜」と思わず笑みがこぼれたほどだ。
今年の
ダービー卿CTを勝った異父兄
ロジチャリスはマイル前後で活躍しているが、師は「距離はもつ体形をしている」と中距離路線での活躍を期待する。初戦は道悪での勝利だっただけに「まだ緩いので、時計勝負でどうか」と心配点はあるものの、逆に言えば、ここで結果を残せば今後の楽しみは広がる。出世レースを制し、堂々とクラシック候補に名乗りを上げてみせる。
提供:デイリースポーツ